集団認知行動療法

 当院では、昨年6月から集団認知行動療法を始めました。最近、テレビや新聞で認知行動療法という名前が出ることが増えているので、名前をご存知の方も多いと思いますが、認知行動療法とは「考え方(認知)」と「行動」に焦点を当てて変えていくことで、辛い気分や身体反応などの問題を解決していこうとする心理療法です。どちらも変えるのは難しいように感じられるかも知れませんが、繰り返し練習したり意識したりすることで変えることができます。これまでも当院では、この認知行動療法を個人カウンセリングで行なっていましたが、それを集団で行なっています。「もう少し楽に考えられるようになりたい」、「コミュニケーションがうまくなりたい」といった方を対象として始めましたが、実際にやってみると認知行動療法の内容を理解するということ以上に、患者さん同士がお話しするということで気が楽になったり、新しい視点に気づいたりという効果が大きいようです。
 集団認知行動療法は現在、以下のようなスケジュールと内容で実施しています。
<開催日時>
 毎週火曜、木曜日の15:00-16:30、土曜日の11:00-12:30のそれぞれ90分間で、場所はカウンセリング室で行なっています。(開始日と募集している時間帯等は、受付にあるチラシ、受付横の掲示板に貼ってあるポスターをご覧いただくか、受付、診察で直接ご確認ください)。
<概要>
 初回にまず、認知行動療法についての講義を行いますので、初回のみの参加も可能です。また過去に受けたことがある方の中が、もう一度最初から参加、あるいは受けたいセッションだけ参加するということももちろん可能です。1回の参加人数は4人~6人、回数は、全7回を予定しています。プレセッション以外は講義とグループワークが半々か、グループワークの方が多くなります。
<セッションの内容>
プレセッション:「認知行動療法について知ろう」
 認知行動療法とはなにかという概要について講義します。このセッションは講義のみになりますが、自分の考え方の傾向を知る心理検査や気分の状態を知る検査も行います。

セッション1:認知と気分の関係について知ろう
 認知とはどういうものなのか、また気分がどのように関連しているのかを理解します。

セッション2、3:「自動思考を変える方法を知ろう」
 考え方を変える、認知再構成法を習得するために、自動思考記録表というツールを使って練習します。

セッション4、5:「問題解決能力を高めよう」
 問題はあるけれどどう対応していいかわからないという時に、解決方法を考える手順と、それを実施するためのプランを考える手順について練習します。

セッション6:「アサーショントレーニングをやってみよう」
 人に自分の気持ちを伝える時に、感情的になったり、逆に黙って何も言えなくなるのではなく、冷静に自分の気持ちを伝えることができ、相手も不快ではない話し方の練習をします。

 この集団認知行動療法には、健康保険が適用されますので、料金は1020円になります。自立支援医療も適用になります。まず医師に相談し、受付に参加を申し込んでください。
 集団認知行動療法に参加することで、何か少しでもいい変化が生まれるようお手伝いしていきたいと思います。 ご参加お待ちしています。

 銀座山崎メンタルクリニック カウンセリング室
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テーマ : 心と身体
ジャンル : 心と身体

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